LP・バナー・動画・広告文などを、コトさんの視点で事前チェックするスキルです。
出力は「NG/要確認/OK」+修正案まで。最終判断はコトさん本人で、位置づけは「コトさんに出す前の自己チェック」です。
= フィードバック用スキルにあたります。初稿作成用はまだ作れていません。
「コード一式」とご質問いただきましたが、実体は日本語で書かれたMarkdownファイル2つだけです。プログラミングは使っていません。AI(Claude)に「この手順とルールでチェックして」と指示する指示書を作り込んでいる、というのが正確なところです。なので、はなさんの環境でも同じ作り方ができます。
「作って終わり」にしないための分離です。ルールが増えてもスキル本体は書き換えず、判断軸ファイルだけが厚くなっていきます。
Chatworkでのコトさんの実際の発言を分析しました。原稿ではなく発言を使ったのが最大のポイントです。
| 時期 | 素材 | 成果 |
|---|---|---|
| 2026/05 | マーケ運用チャット 2025/01〜2026/05 (実質発言 389件) | 判断軸の初版を作成 |
| 2026/06/11 | CSV 2,000件を総ざらい (うち発言 450件) | 約40件を追加 |
| 2026/06/26 | Googleドキュメントのコメント | 27件を追加 |
| 継続中 | 毎晩のチャット巡回(別スキル) | 新しいFBを自動追記 |
完成した原稿からは「なぜそう直したか」が読み取れません。
原稿のビフォーアフターを比べても、AIが学べるのは「絵文字を減らした」「語尾を変えた」といった表層の差分だけです。判断の理由がどこにも書かれていないためです。
一方チャットには、コトさんが理由を語っている発言が残っています。たとえば——
この2つはマーケAIの最重要フィルターとして本体に組み込んでいますが、これは原稿からは絶対に抽出できません。判断の物差しそのものが言語化されている素材を集めるのが要点だと思っています。
マーケAIでも2026/06にGoogleドキュメントのコメントから27件を追加しています。ライティングのFBはチャットよりドキュメントのコメントに溜まっているはずなので、そこが主な鉱脈になりそうです。
全ルールを毎回当てると精度が落ちます。対象を判定してから、該当するルールだけを当てる4段階の絞り込みにしています。
| 記号 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
U1〜 | 普遍ルール | U7「仲間」というワードは使わない |
P-FV / P-LP / P-VOC | 制作物タイプ別 | P-FV3 ポイント見出しは最大14文字 |
AX-KB / AX-FK / AX-MP | 訴求軸別 | AX-FK1 せどり等の具体名は外す |
X1〜 | 条件分岐(例外) | X2 会費を安く見せる訴求はNG/店舗の費用対効果はOK |
番号を振る利点は3つあります。
たとえばバナー案「誰でも簡単に資産アップ!プロが直接サポート」を貼ると、こんな返しになります。
あわせて「該当した箇所だけ挙げる/問題ない項目を全件素通しで列挙しない」という運用ルールも本体に明記しています。これがないと出力が冗長になり、読まれなくなります。
別スキルが毎晩マーケ運用チャットを巡回し、コトさんの発言のうち表現・訴求の良し悪しに触れるものを判断軸ファイルに自動追記します。
マーケAI本体はチェック実行前に判断軸ファイルを読みに行くので、本体を書き換えなくても新しいFBが反映されます。
「一度作って断念」との一番大きな違いはここかもしれません。初回の精度が低くても、使いながら差分を溜めていけば実用ラインに乗る、という設計です。最初から完璧を狙うより、更新が回る仕組みがあるかのほうが効きます。
マーケAIの構造をライティングに当てはめると、こういう形になりそうです(たたき台です)。
| マーケAI | ライティング版(案) |
|---|---|
| 制作物タイプ (LP/バナー/動画…) | コンテンツ種別 合宿告知/お知らせ/キャンペーン/活用事例記事… |
| 訴求軸 (家計管理/投資/副業…) | 読者・目的 会員向け/非会員向け、告知/案内/依頼… |
| コトさん1人の判断軸 | はなさん観点+コトさん観点の2セット 「はなさんならこう言う/コトさんならこう言う」を分けて出力 |
| 最重要フィルター (アンチ視点・既存会員視点) | ライティングの最重要フィルター ※ここは要言語化。一番効く部分です |
マーケAIはチェック用なので直接の参考にはなりませんが、「参照する資料が多い」問題は分離で解けそうです。
ここまで「作り方」を書いてきましたが、すでに一度作られているものを良くする場合は、作り直すより現在地の点検から入るほうが速いと思っています。
大ちゃんに教わった考え方です。「最初にどうやって作られたか」より「目的・やりたいことに対して、今のプロンプト・情報は足りてるか」で育てる、というもので、たしかに私も自分で作ったスキルの手順はだいぶ忘れています。
なので当日は、この3つの順で伺えると早そうです。
| ①目的 | ライティングスキルで、最終的に何ができたら成功か =マーケAIでいう「アンチ視点・既存会員視点」のような、最後に立ち返る問いを言語化したいです |
|---|---|
| ②不満 | 今の合宿告知文スキル/断念されたFBスキルの、どこが物足りなかったか =「精度が低い」をもう一段具体に。「この原稿にこう指摘してほしかったのに、返ってきたのはこれ」の実例があると、足りない情報が自ずと決まります |
| ③情報 | それを埋める情報は誰が持っているか・どこにあるか =ドキュメントのコメント/チャット/口頭。今後FBが溜まっていく場所も決められると、自動追記の巡回先になります |
あわせて、合宿告知文スキルの現物を見せていただけると、初稿作成用の話も同時に進められそうです。